Tableau 2018.2 新機能紹介:ダッシュボード要素(フィルター、ハイライター、パラメーター)の透明化 #tableau
日本時間2018年07月31日、Tableauの新バージョンである「v2018.2」が正式リリースされました!
Guess what? Tableau 2018.2 is here! ? Take a look at all the exciting features—including dashboard extensions, spatial joins, grids & more: https://t.co/xnG6OR9wG4 pic.twitter.com/EWD4HWpsFL
— Tableau Software (@tableau) 2018年7月31日
当ブログでも早速v2018.2の新機能について内容をご紹介していきたいと思います。
当エントリで紹介する新機能は「ダッシュボード要素(フィルター、ハイライター、パラメーター)の透明化」です。
ダッシュボード要素(フィルター、ハイライター、パラメーター)の透明化
Tableauのダッシュボードでは、要素を「浮動」させて(=固定位置では無く、重ね合わせるようにして)表示させる事が可能となっています。v2018.1まではこの「浮動」操作によって要素を重ね合わせる事が出来ていたのですが「透過表示」を行う事は一部不可な状態となっていました。それが、今回v2018.2のバージョンアップで「透過」出来る要素が増えた形になります。
実際に試してみましょう。まずはじめに、任意のビューを作成してフィルター、ハイライター、パラメータをそれぞれ表示させたものを用意し、ダッシュボードに作成したビューを配置します。
ビューに設定した各要素も、ダッシュボードに配置するのに合わせて表示されます。これらの要素を重ね合わせて表示するには、各要素のメニューから「浮動」を選択します。
すると、以下の様に要素を重ね合わせて表示する事が出来るのですが、v2018.1までは「フィルター」と「パラメータ」は背景色の変更が出来ていませんでした。(ハイライターはなぜか出来てた)
それがv2018.2では、以下の様に3要素全てが透過表示されるようになりました!今回はv2018.1でワークブックを作成→複製でv2018.2用のワークブックを作成→v2018.2で開き、一旦ダッシュボードに配置したビューを削除&再設定、という流れで確認しましたが、v2018.2で新規作成したものであれば初回の設定時で同じ挙動となります。
せっかくなのでビュー本体も透過させて...
...みたいと思ったのですが、「ビュー本体の透過」については正式に機能としては対応していないようです。背景画像を用意・設定→ビューを上に重ねて透過させる→背景に画像が映っているビューが出来る!というのをイメージしていたのですが...
ですが調べてみると、若干裏技的な形でこのアイデアを実現する事が出来ました。詳細は割愛しますが、以下Tableauナレッジの手順を使う事でやりたかった事が出来ました。
それがこちらのダッシュボードです!(どーん
火薬の量が多めな爆発シーンを背景にめそ子達がヒーローポーズを取っているこちらの画像は以下エントリにて紹介されている最新(2018年07月)の壁紙を拝借しました。グラフとしての機能性はだいぶ落ちている感じになってしまった感も否めないですが、「背景画像をグラフに設定+グラフに紐づく要素も透過」して背景画像の良さを活かしたVizを作成する事が出来ました。
まとめ
という訳でTableau 2018.2新機能「ダッシュボード要素(フィルター、ハイライター、パラメーター)の透明化」に関する内容のご紹介でした。「見栄えの良いダッシュボードを作成する」という局面に於いて、今回ご紹介した機能は細かい部分ではありますが"デザインにこだわる"人ほど嬉しい機能となると思います。上手く活用して行きたいですね。あと、ビュー本体の透過対応」についても是非実現して頂きたいなぁと思いました。